中学受験の面接で「うまく話せない子」と「話せる子」の5つの違い|面接のプロが合否を分けるポイントを解説

執筆者・監修者情報
長谷川 和花(執筆者・監修者)
名前:長谷川 和花
  • Farfalla合同会社 代表
  • 「個別指導 面接塾」 主宰
  • 受講生の受験合格率92%
  • (広島叡智・秀明中・名古屋国際・安積中など)
  • 一生使えるコミュニケーション力を育成

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「面接の練習をすると、うちの子はうまく話せない」
「質問に詰まったら、どうしていいか分からない」
「想定質問を覚えさせているけれど、これで合っているのか分からない」

中学受験の面接を前に、不安を感じている保護者の方は多いです。お子さまを思うからこその、当然の気持ちです。

ただ、同じように準備をしても面接ですらすら話せるお子さまと、うまく話せないお子さまがいるのは事実です。

そこで本記事では、それぞれを分ける理由と対処法を中心に下記について、ご紹介をしていきます。

最後まで読めば、面接で差が出るポイントがわかります。お子さまの面接対策の参考に、ご確認ください。

面接本番まで「何から準備すればいいか分からない」という方へ。

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目次

中学受験の面接で「うまく話せない子」と「話せる子」の5つの違い

面接でうまく話せるかどうかは、生まれ持った性格だけで決まるものではありません。話せるお子さまと話せないお子さまの違いは、具体的には以下の通りです。

順に確認していきましょう。

自分のことを幅広く理解している

話せるお子さまは、幅広い内容で自分のことを理解しています。

自分を理解しているとは、主に次の3つを、理由まで含めて言葉にできる状態を指します。

自分のことを理解しているお子さまが言葉にできること
  • 何が好きで何が嫌いか
  • 何が得意で何が苦手か
  • 将来どうなりたいか

自分のことを分かっていれば、練習を重ねた質問以外を聞かれても、困りません。初めて聞かれた質問でも、内側にある答えを探して言葉にできます。

一方で、話せない子は話し方だけを整えがちです。土台がなければ、本番の緊張感や面接官からの深掘りで崩れやすいので、注意してください。

長谷川 和花

自分を知っていることが、すべての土台になります。

幅広い内容について、自分自身への理解があるかどうかが、話せる・話せないを分ける、違いです。

自分の考えを深くまで理解している

話せるお子さまは、自分の考えを深いところまで理解しています。また、深掘りされるほど人間性が伝わるので、面接で差が出るポイントといえるでしょう。

面接の質問は、志望理由も将来の夢も、形を変えて「あなたはどう考えていますか」を問うものです。しかも、一つの答えでは終わらず、深掘りが続いていきます。自分の考えを深く理解しているお子さまは、さまざまな角度から掘られても同じ自分から答えるため、掘るほどに人間性が伝わるでしょう。

一方で、面接官が喜びそうな正解を探して答えていると、深掘りされるほど前の答えと食い違い、自分の軸がぶれて見えてしまいます。

長谷川 和花

軸がぶれている印象を与えると、いい話をしても「面接用に作った答え」に見えてしまうので、注意しましょう。

正解を覚えさせるほど、深掘りには弱くなります。自分の考えをどこまで深く理解しているかが、話せるお子さまの分かれ目になります。

自分の理解をさまざまな質問にも応用できる

話せるお子さまは、自分を理解しているので、初めての質問にも応用して答えられます。

面接では、準備していない質問も出されます。用意した答えを覚えているだけのお子さまは、少し質問の形が変わっただけで、うまく答えられません。一方、自分のことをしっかり理解できているお子さまは、想定していない質問に対しても、自分の中にある材料を当てはめて答えを組み立てられます。

たとえば「将来の夢は何ですか」という質問に答えたあとに、「では、夢に向かって中学校では何をしたいですか」と質問を重ねられることがあります。自分を理解していれば、将来の夢と学校生活を重ねて、質問に答えられるでしょう。

長谷川 和花

暗記した答えは、一つの質問にしか使えません。自分を理解している子ほど、どんな質問にも応用できます。

覚えた答えの数ではなく、自分を理解する深さが、どんな質問にも応用できる力になります。

自分の良さを自分で認められている

話せるお子さまは、自分の良さを自分で認められています。だから、自信を持ち、堂々と話せます。

「自分にはこういう良いところがある」と分かっているお子さまは、面接でも落ち着いて自分を出せるものです。反対に、自分の良さに気づいていないお子さまは、何を話しても自信がなさそうに見えるでしょう。

面接で言葉に詰まる本当の原因は、話す力ではなく、自分の良さに気づけておらず、自信が持てないことに起因していることが多々あります。

長谷川 和花

お子さまの良いところを見つけたら、すぐに言葉にして伝えましょう。認められた経験の積み重ねが、自信になります。

自分の良さを自分で認められるように、きっかけを保護者が作り、自尊心につながると、本番の緊張感の中でも堂々と話せるようになるでしょう。

世の中の出来事にアンテナを張り自分の考えを持っている

話せるお子さまは、自分の外の世界にも関心を向け、触れたことを自分の考えにしています。

面接官は、今のお子さまだけでなく、これから伸びる力も見ています。いろいろなことに関心を持ち、自分なりに考えているお子さまほど、大きく伸びていくでしょう。

最近の面接では下記のような質問が増えているのも、お子さまの伸び代を見ています。

お子さまの伸び代を見ている質問
  • 時事に関する質問
  • 地域に関する質問
  • 環境に関する質問

たとえば「あなたの住む地域を、もっと良くするにはどうしたらいいと思いますか」と聞かれたとします。ニュースに触れ、自分なりに考えてきたお子さまなら、「プラスチックごみが気になります。海の生き物が苦しんでいる映像を見て、悲しいと感じたからです」と答えられるでしょう。大切なのは、知っていることではなく、触れたことを自分の考えにしているかどうかです。

長谷川 和花

いろいろなことに触れるだけでは、自分の考えにはなりません。「どう思う?」と一緒に考える時間が、お子さまの世界を広げます。

人と関わり、いろいろな話題に触れ、自分なりに考えてきた積み重ねが、面接での差になります。

「では、どうやって自分の言葉を引き出せばいいの」と思われたかもしれません。「個別指導 面接塾」のLINEでは、お子さま自身の経験と気持ちを整理して、志望理由を組み立てるためのテンプレートを、登録者さま限定でお渡ししています。例文を覚えるためのものではなく、お子さまの中にある言葉を形にするための道具です。

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中学受験の面接で「自分の言葉」を育てる3つのステップ

面接で自分の言葉を話せるかどうかは、自分をどれだけ理解しているかで決まります。お子さまが自分の言葉で話せるように、下記の内容をご家庭で取り組んでみてください。

自分の言葉で話せるようになる3つのステップ

順番に見ていきましょう。

STEP1:自分を知る

まずは、お子さまが自分自身を知ることから始めましょう。

面接対策のスタートは「どう答えるか」ではなく「自分をどう理解するか」です。答えはお子さまの内側にあり、まだ言葉になっていないだけだからです。いきなり志望理由を考えるのではなく、答えやすい質問から順に聞いてみましょう。

対策を始めたばかりのお子さまが答えやすい質問
  • 「どんなときに、うれしいと感じる?」(気持ち)
  • 「それは、どんなことがあったとき?」(出来事)
  • 「どうして、うれしいと感じたのかな?」(理由)

自分の気持ちから入れば、お子さまは答えやすくなります。すぐに出てくる言葉より、少し考えてやっと出てくる言葉に、お子さまらしさが眠っています。止まったときこそ、お子さま自身も気づいていなかった本音に近づいているので意識して聞いてみてください。

長谷川 和花

うまく言葉が出てこなくても、心配はいりません。詰まる時間こそがお子さまの考えを育てるので、焦らず待ちましょう。

一つずつ言葉にしていくことが、自分の言葉の出発点になります。

STEP2:親子の対話で引き出す

お子さまの言葉を引き出すために、保護者は「答えを教える人」から「問いかけて待つ人」へ回ります。

お子さまの考えは、聴いてもらえると言葉になります。保護者が先回りして答えを出すと、お子さまは自分で考える機会を失ってしまうので避けましょう。

親子の対話で大切なのは、次の3つです。

親子の会話のポイント
  • 質問する
  • 見守る
  • 最後まで聴く

「もう少し詳しく教えて」と問い返し、最後まで話すのを待ちましょう。「最後まで話せたね」といった小さな成功を、すぐ言葉にして伝えると、自己肯定感が育ちます。1日10分で十分です。

ただ、正直にお伝えすると、問いかけて待つ対話は、家庭でいちばんむずかしい部分です。親子だと感情が入り、続けにくくなります。だからこそ、客観的に支える面接指導のプロがいる専門の塾という選択肢も検討してみてください。

STEP3:面接の言葉に変える

お子さま自身の言葉にした素材を、志望理由や面接の回答につなげていきます。

自分の素材から生まれた言葉は、暗記と違って、追加の質問にもぶれないからです。覚えた文章は忘れることがありますが、実際に経験したことは忘れません。

たとえば「私は水泳が得意です」というお子さまの言葉は、「6年間水泳を続けました。タイムが伸びないときもありましたが、あきらめずに練習して乗り越えました」という具体的ストーリーと伝えたいアピールしたい内容を合わせておくと、いいでしょう。

覚えるのではなく、お子さま自身の言葉に変えていくことが、本番で崩れない準備になります。

「この進め方で合っているのかな」と迷う方も多いです。志望理由は、例文を覚えるより、お子さま自身の経験と言葉で組み立てた方が、面接官に伝わります。「個別指導 面接塾」では、お子さま自身の言葉を引き出すための穴埋め式テンプレートを、LINE登録者さま限定で無料でお渡ししています。

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中学受験の面接マナーや声の大きさは「土台」ができてから

「マナーや声の大きさはどうすればいいの」と気になった方も、いるかもしれません。

もちろん、面接である以上、以下の内容も重要です。

面接で重要とされるポイント
  • 所作
  • 声の大きさ
  • 言葉づかい

ただ、自分を知るという土台がないまま、形だけを整えても中身のない棒読みになり、面接官には借り物の言葉として伝わってしまいます。

マナーに関しては、自分の言葉が育ったあとの仕上げと考えましょう。詳しい服装や持ち物、当日のマナーは、別の記事でくわしく解説しています。

長谷川 和花

マナーはもちろん大切ですが、順番としてはいちばん最後でかまいません。まずは中身から整えていきましょう。

中学受験の面接対策|準備のしかたで面接のあとに残るものが変わる

自分を理解し、自分の言葉で話せる力は、面接に合格するための力であると同時に、面接が終わったあとも、お子さまの中に残り続けます。

面接の練習を続けていくと、多くの保護者が「自分の子どもが、こんな考えを持っていたのか」と驚く場面に出会います。お子さまは、保護者が気づかないところで、日々成長しています。面接の準備は、成長したお子さまの姿を目の当たりにする時間でもあります。

中学、高校を卒業後も「自分はどう考えるのか」を自身の言葉で伝えられることは、大きな強みになります。そして、面接準備でかわした親子の会話そのものが、お子さまとの絆を深める時間になります。

うまく話せなかったお子さまが、本番でいちばんよく話せる。面接指導の現場では、よくあることです。話すのが苦手なお子さまほど、大きく伸びていきます。面接は、お子さまの物語を伝える時間です。

長谷川 和花

面接対策は、合格して終わりではありません。準備のしかた次第で、お子さまの一生に残る力になります。今日の小さな一言から、始めてみましょう。

「なんでそう思ったの?」と聞いてみる。今日からできる第一歩は、たった一言です。

ただ、続けてみると分かります。お子さまは途中で必ず詰まりますし、保護者の方はつい先回りして答えを出したくなります。親子だからこそ、待つのがいちばん難しいのです。

そこを外から支えるのが、面接指導のプロがいる専門の塾です。「個別指導 面接塾」では、マナー講師歴35年、これまでに2,500件以上の面接相談に向き合ってきた面接アドバイザー 和花(和花コミュニケーションアカデミー 代表)が監修した特典を、LINE登録者さま限定でプレゼントしています。お子さま自身の経験と気持ちから志望理由を組み立てるテンプレートで、お子さまの「自分の言葉」を、一緒に育てていきましょう。

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